SB2C-4 Helldiver 製作記

ヤクルト・タンクさん主催の簡易コン用に作ったSwordの1/72ヘルダイバーです。とにかく形にすることだけ考え、コックピットは手をいれません。バリエーション展開用?の前後席間のきりかき部のパーツと、レジン製の内壁類を接着します。
主脚収容部のレジンパーツを接着します。ブロックからの切り離しがしんどかったですが、主翼パーツとのフィッティングは問題なかったです。モールドが深くて、後で塗装するときに奥までエアブラシが届きにくいと思ったので、筆で黒を全体に下塗りしました。
胴体左右接着寸前の図。座席など、後から接着できるものは極力後回しです。簡易キットゆえ、機首のバルクヘッドやコックピット床など干渉するパーツの削り合わせは必須です。
特徴的なダイブブレーキはエッチングパーツで再現されています。実機同様、上面・下面のダイブブレーキが、それぞれ2枚の穴あき板で構成されています。従って、ダイブブレーキを閉じた場合には、合計4枚の板が重なることになります。開状態はしんどそうだったので閉じることにしました。その際、向かい合わせになる内側の2枚を1枚に貼りあわせてしまい、主翼に金属線で固定するようにしました。外側の板を接着するためのガイドとして、エバグリーンの細いプラ材を接着しておきます。接着は塗装が終わってからです。
主翼を胴体に合わせてみると、胴体側のモールドよりも主翼のほうが薄くなってしまっているので、プラ材を挿入して主翼の厚みを増やしました。ここで、左右の主翼の厚みが違ってしまうというミスをしました。
主翼と胴体は、ダイモテープで仮止めしてから溶剤系接着剤で接着しました。プラの厚みがあるので、イモ付けで充分な強度が得られます。簡易キットはプラの材質も通常のものよりやわらかく、接着剤も効き安い印象があります。
水平尾翼は上下分割ですが、そのままだと厚くなりすぎるので接着前に充分削り込んでおく必要があります。胴体との間も、下面で大きな隙間があくのでパテ埋めしました。
ヘルダイバーの主翼前縁のラインは一直線ではなく途中からくの字に折れ曲がる、という認識がなくてサンディングしすぎてしまったため、付け根付近にポリパテを盛って修正です。キャノピーと胴体の合わせの部分も、削るだけでは対応できないようなすきまがあきそうだったので、パテを盛り付けました。
塩ビキャノピーは境界に入れたケガキ線をガイドにデザインナイフで切り離しました。前席はそのままで作業できましたが、後席のものはカットラインが複雑なので、結局途中で作業用のラフな土台をエポパテで作りました。後席用キャノピー下部の涙滴型バルジが省略されているので追加します。バルジは、テンプレートでプラ板から土台を切り抜き、これにクリスタルレジンを盛り付けて作りました。バルジのてっぺんをすこしやすって平らにしたら、もっと正確な形になったと思います。
塗装後のキャノピー。前部キャノピー頭頂部の縦の太いフレームのモールドがなかったので、塗装で再現しました。
キットの脚カバーは分厚いので、下部のものは削って薄くし(脚柱固定用の穴もあけ)、上部のものはプラ板で作り変えました。
ピトー管は真鍮線を折り曲げて先端を尖らせ、プラペーパーのフィンを接着しました。
塗装に入ります。まず、全体を茶羽ゴキブリ色に塗りました。
内側のダイブブレーキ(2 in 1)を接着しました。主翼付け根の出っ張りを避けるため、胴体寄りの部分を若干切り詰めています。内側のダイブブレーキはこれで見納めです。脚収容部などはProModellerキットの指示を参考にMr.カラーの312番で塗りましたが、本当にこんな色でいいのでしょうか・・・