Hellcat Mk.II 製作記

ハセガワの1/48ヘルキャットは、カウリング前面形状の問題点が指摘されています。以前ナイトヘルキャットを作ったときには、Obscureco製のcorrected cowlingを使用しました。今回、やまいさんから旧オータキ(現アリイ)キットのカウリングが流用できるのではというヒントをいただき、さっそく実行に移してみました。部品分割が違うので長谷川のカウル前部を切り離し、代わりにオータキのものをのせてみました。切り離したハセガワのパーツが右ですが、エンジン開口部下のエアインテークがつぶれて小さくなっています。
切断面にプラ板を足し、それでも修正しきれない段差にパテを盛って整形しました。これでだいぶ印象は改善されましたが、逆にオータキのパーツは、エンジン開口部と下の3つの小インテークの間の仕切り前縁の丸みが不足しているようにも見えます。本来は、カウル上半分と同じ曲率のまま、当該の仕切り部に回り込んでいくのではないでしょうか。
型取りしてレジンで複製しました。
主車輪の厚みが不足しているように感じたので、キットパーツをニコイチにして厚みを増やし、レジンで複製しました。
時計歯車流用の自作リベットツールで全面にリベットを打ちました。F6F-5仕様にしないといけないので、主翼下面の長方形のパネルを埋めます。代わりに小判型の点検パネルがあるらしいのですが、Scale Aviation折込の図面に描かれているのに気づく前に、別の図面に従ってリベットを打ってしまっていたため、点検パネルがうまく入れられなくなってしまいました。着陸灯は主翼前縁に移動しているので、主翼下面のものは埋めています
その主翼前縁の着陸灯を透明化しました。機銃の穴がずれてしまったので、銃身を差し込まない一番右のものだけプラパイプを埋め込んで真円に整形しました。
主脚柱は、リンクアームに穴を開け、エナメル線でブレーキラインを配線しました。
胴体前部にプラナットを埋め込み、塗装用の持ち手をネジ込めるようにしておきます。このあと、カウリングを仮止めして塗装まで終わらせてから、最後にエンジンを組み込みました。
塗装面を平滑化させるためメラミンスポンジでこすっていたら、国籍マークのところでリベットが白っぽく浮き出してきました。調子に乗ってちょっとこすりすぎたかもしれません。エルロン直前のライトも、カーモデル用の別売りライトパーツで透明化しました。